風疹予防接種

 最近、風疹が流行しています。妊娠中の女性が風疹にかかると、お腹の赤ちゃんが先天性風疹症候群(心臓病、白内障、難聴など)になる場合があります。妊娠前に 風疹の予防接種をうける方、また奥様が妊娠中で、ご主人が風疹の予防接種を受けに来る方が増えています。風疹ワクチンは取り寄せになります。また、返品はできません。妊娠中の方は風疹の予防接種を受けることができません。また、風疹の予防接種を受けて女性は、風疹予防接種後抗体がきるまで2ヶ月かかりますので2ヶ月間は避妊が必要です。

風疹のワクチンは2種類あります。

(1)風疹ワクチン(風疹だけの単独ワクチン)

(2)MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)

現在(1)は 品薄のために入手が困難です。(2)は 現時点では入手可能です。従いまして風疹の予防接種を希望される方は (2)を打つことが多くなっています。最近は 妊娠を計画している女性、妻が妊娠したので風疹の予防接種を希望する男性の方が多く来院されています。 風疹の予防接種を希望される方は 一度受診された上で 予防接種を受けるかどうか相談にのります。

風疹の予診票です。ダウンロードしてご記入し、ご持参ください。

風疹の予防接種をうけると 6-8週間で 風疹に対する免疫が95%の確率で獲得できます。過去に風疹の予防接種を受けたことがない方は予防接種をおすすめします。

 

Q 風疹の抗体陽性の人が 風疹の予防接種を受けて安全でしょうか?

A 安全です。問題ないとされています。

Q 妻が妊娠中で 夫である自分は風疹にならないように予防したい。どうすればいいでしょうか?

A 次の2つの方法があります。

方法-1  風疹の抗体価を血液検査で調べてから 抗体価が低ければ 風疹の予防接種をうける。抗体価が高ければ 風疹の予防接種をうけない。
費用 血液検査(¥6,000程度) + 風疹の予防接種(¥6,000程度)=¥12,000程度 かかります。

方法-2 風疹の抗体価を血液検査で調べずに 風疹の予防接種をうける。
費用 ¥6,000程度  方法-2がお勧めです。

Q 風疹の抗体価は どのようにして調べるのですか?

A 血液検査をして HI法もしくはEIA法(IgG)で調べます。
費用は HI法 ¥6,000程度、 EIA法 ¥7,000程度。 HI法の方がコストが若干安価なので HI法で調べることが多いです。HI法で 1:32以上の結果であれば 風疹を予防する免疫力があると判断します。これ未満の人は風疹の予防接種を推奨します。EIA法(IgG)では 8.0以上の結果であれば 風疹を予防する免疫力があると判断します。これ未満の人は風疹の予防接種を推奨します。

Q 過去には 子供の定期接種(1類疾病)で風疹の予防接種は1回だけでしたが 今は2回打つようになっっています。これによって風疹の抗体獲得率は どのように予想されるのでしょうか?

A 100人に風疹の予防接種を行うとして 予想します。 1回目は 100 x 95% = 95人が風疹の抗体を獲得します。 2回目に 抗体の有無を調べずに 100人全員に2回目の風疹予防接種を行うと 2回予防接種したあとは 95 + (100-95) x 95%= 99.75人が抗体獲得することが予想されます。 さらに仮に3回予防接種を行うとしたら 99.75 + (100-99.75) x 95%= 99.9875% 2回目と3回目の予防接種の差は 99.9875-99.75=0.2375%しかないので コストベニフィットの観点からは 3回の予防接種は採用されなかったものと思われます。 つまり 個人で考えれば 1回の風疹予防接種を受ければ 抗体獲得率は 95% 2回の風疹予防接種を受ければ 抗体獲得率は 99.75%になります。

Q では 前述の 妻が妊娠中で 夫である自分は風疹にならないように予防したい。風疹の予防接種は 何回したら良いのでしょうか?

A 教科書、厚生労働者のホームページにも答えは書いていませんが 上記から考えると 95%の確率で 風疹の抗体価を獲得したいと思えば 1回の予防接種。 99・75%の確率で 風疹の抗体価を獲得したいと思えば 2回の予防接種になると思います。

Q 風疹ワクチンの効果は 何年もつのでしょうか?

A 正式な答えはありませんが ワクチンの薬の効能書きからは 最低でも17年間持続することが確認されているそうです。

Q 妻が妊娠中で 夫である自分は風疹にならないように予防したい。自分は風疹に罹患したことがあるか 不明です。また風疹の予防接種を受けたかどうかも不明です。不用意な予防接種は受けたくないし、また予防接種をうけたとしたら確実に抗体ができているかを確認したい。どうしたら良いでしょうか?

A 手順を踏んで考えれば 次のようになります。

方法-1

  1. 血液検査を受けて風疹の抗体価があるかどうか HI法で調べる。
  2. HI法で 1:32未満であれば 風疹の予防接種を受ける。 HI法で 1:32以上あれば 風疹の予防接種は受けない。
  3. 接種後 6週間以上してから 風疹の抗体価があるかどうかHI法で再度確認する。HI法で 1:32以上あれば 風疹に対しての免疫がある。 この方法は 論理的でとても正しいと思いますが 欠点は採血を2回うける、費用が¥18,000ほどかかる。通院が3回必要といった点でしょうか。

方法-2

あっさりと風疹の予防接種を受ける。 理由は 風疹の抗体価が十分ある人でも 風疹の予防接種をうけても弊害はほとんどない。 風疹の予防接種1回で 免疫獲得する可能性は95%期待できるので 確認は不要と考える。 費用は ¥6,000程度で方法-1より安価である。

 

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